緊急事態宣言と人間の心理

リスクマネジメント

世界における新型コロナによる死者が6万8千人を超えました。日本でも感染者が増え続けており、ここ数日は東京で100人を超えるペースで推移しています。明日にでも緊急事態宣言かと報道される中、この週末は人間の心理について様々考えることがありましたので、紹介したいと思います。

 

まず、「常識」の定義について調べてみました。「健全な一般人が共通に持っている、または持つべき、普通の知識や思慮分別」と説明されています。

 

なぜ「常識」を調べたかというと、報道のインタビューを見て「常識」がないと感じたからです。「健全な一般人」であれば、この週末どのような行動をするかということを考えると、やはり家で行動を自粛されていたと思われます。報道を見る限りでは、週末の都心は閑散としていたので、「健全な一般人」が多いことに少し安心しました。

 

かたや、出会いを求めて都心に出てきた若い世代であろう人がインタビューに答えていました。ある女性は、「この自粛ムードの中、出会いを求めアグレッシブに出てきている男性は魅力的」だと答えていました。

 

研修講師ネタ帳でもこれまでに心理学の話しをさせていただきましたが、この答えを聞いてやはり人間の心理は深いと改めて感じました。この女性は、「この自粛ムードの中」と答えているので、出てきたらダメという意識は多少なりともあったはずです。家で自粛している人と、都心に出かける人、どちらが「健全な一般人」かと言われると、都心に出た人も自粛するのが常識というのは理解しているのではないかと感じました。

 

続いて、男性へのインタビューでは、「出会いを求めてきました。ナンパです。出会いと濃厚接触は違う」と答えていました。この答えからも、「濃厚接触はダメ」という認識があるのであれば、自粛しなければいけないということも理解はしているはずです。

 

私見ではありますが、人間の心理は「欲求と自制」であり、研修でもよく話をします。何か目標を達成したいときは、達成した時のイメージを強烈に持つことが大切だと伝えています。とにかく欲求が強いほど目標に向かって突き進む原動力になるからです。

 

これら、インタビューに答えていた若者達は常識がないというよりも、欲求に対して自制できない人達ということになるのではないでしょうか。動物に近いと言ったほうがわかりやすいですね。

 

また、感染者0の鳥取県にコロナ疎開という報道もされていました。こういう方々も自分達の欲求に対して自制ができていません。もし自分がコロナに感染していたのを気づかず、旅行に行き感染させたとしたら、それが広まり、それが原因でその地域の方がお亡くなりになったとしたら、これはもう殺人と言われても文句は言えないでしょう。

 

新型コロナが世界中に広まり、冒頭にも書いたように死者数は6万人を超えています。見えない敵との戦争だと表現する国のリーダーも多いです。コロナ報道を見るたびに、人間の心理を考えることが多くなっていますが、人間同士が戦った第二次世界大戦では、新型コロナの1000倍以上の人間が命を落としている事実は改めて、平気で殺し合える人間は怖いと感じました。

 

第二次世界大戦時と日本人の国民性が変わっていないのであれば、緊急事態宣言を出すことで今回は、良い方向に行くのではないかと感じています。

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