今こそ根を張ろう

リスクマネジメント

女子プロレスラーの木村花さんが亡くなった報道で、多くの著名人がコメントを出されています。将来のスター候補であったアスリートが亡くなったことは本当に悲しい出来事でした。個人的には、息子と同世代であり、親の気持ちとして、お母さんの出されたコメントを聞くのが本当に辛かったです。

 

SNSで誹謗中傷の書き込みをした人達が次々とアカウント削除していると報道されているのを聞き、SNSというツールはとても怖いものだと改めて感じました。どなたがコメントされていたのか忘れてしまいましたが、他人に対して、自身が発した言葉や、起こした行動はすべて自分自身に戻ってくる。自分に戻ってこなかったとしても、大切にしたい人に対して戻ってくる。

 

結局のところSNSでの誹謗中傷がなくならないのは、負のループが回り続けているからだと思います。取り締まり強化は当然必要だと思いますが、取り締まったところでゼロになることはないでしょう。SNSをなくせばよいという極論もあるでしょうが、SNSがなくなっても、それに代わるものでまた同じような事象が起こると思います。

 

もし新型コロナウイルスの感染拡大がなかったら、もし、女子プロレスが普段通り開催されていたら、木村花さんも一人ふさぎ込むこともなかったのではないかと関係者の方がコメントされていました。ここでも新型コロナの影響が出ているのかと思うと本当に憎らしいウイルスです。

 

本題に戻りますが、心身共に「強さ」を身に付けるにはどうしたらよいのか、ましてや今、自粛を強いられてきた状況の中で、アフターコロナに対してどのように準備すればよいのか、私自身、自問自答を繰り返してきました。

 

何度か、研修講師ネタ帳でも、この自粛期間の過ごし方によって、アフターコロナの生活や仕事に大きな差が生まれると書いてきました。

 

私は、研修講師として、人材育成に関わっていますが、研修の場で必ず話をすることがあります。それは、人の成長を植物の成長に例えた話です。

 

皆さんよくご存知のように、太く高く成長した植物には、地中に想像を絶するくらいの根っこが張り巡らされています。毎年、奈良県では、若草山焼きというイベントが開催されていますが、根っこがなくならない限り、再生し続けるのが植物です。

 

特に新人研修では、この根っこを意識して仕事に取り組んでもらうよう話をします。たとえば、営業職の方であれば、上っ面の営業トークをいくら学んだところで、トップ営業マンにはなれません。お客様から数多くのニーズや、クレームを聞き、根っこを伸ばしていくことで、どのようなお客様に対しても対応することが出来るようになります。

 

根っこを張る作業は、楽な作業ではありません。ただし、ここをおろそかにしてしまうと、今回の新型コロナや、大災害が起こった際、ネガティブな感情に負けてしまい、心身共に不安で一杯になります。自分には、これだけの根っこがあるから大丈夫、また再生できるという自信をつけることが大切です。

 

何も変化がない、平穏な日常の中でこのことを話してもほとんどの方が右から左に抜けてしまいます。ただし、地道に根を張ってこられた方は、昨日の緊急事態宣言解除を心底喜んでいるのではないでしょうか。

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