原油価格・コロナと人の欲求

心理

新年早々に報道されたアメリカとイランの問題。アメリカは、1月3日にイランのナンバー2、ガセム・ソレイマニ司令官を空爆で殺害しました。この報道をみて、私がとった行動は、原油価格が上がるだろうと判断し、原油関連株を買いました。予想通り、上昇したのですが、その後に損切することができず、今も保有し続けています。

 

株式投資をしている読者の皆さんは、私の現状がどうなっているのか、目に浮かんでいると思います。想像通り、口座を見るのが怖いくらいに大暴落しています。

 

なぜ原油価格が下がったのか、この原因は新型コロナにより、ほとんどの国で経済活動が停止、原油を使う工場等が止まり、航空機も減便されているからです。天然資源である原油は、供給を完全に止めることができません。よって、世界的に需要が減った状況で需給のバランスが大きく崩れました。

 

世界一の産油国であるアメリカがだまっているはずないという思惑から今も株式を持ち続けていますが、アメリカは新型コロナでも世界一の感染者、死亡者を出しており、原油価格に介入する余裕すらないという状況です。

 

私が生まれた1年後の1973年、第4次中東戦争が起こり、石油価格が高騰しました。これが、歴史の授業で学んだ「オイルショック(石油危機)」です。多くの人が買いだめし、もの不足になったと聞きました。

 

今回、新型コロナウイルスの影響で、石油価格は暴落しましたが、買いだめの動きは同じように起こっています。結局のところ、便利さ、快適さを求める人の欲求、利己主義がもたらす結果ではないかと思います。

 

先日、大気汚染が大幅に改善されており、地球環境がよくなっていると報道されていました。これも、新型コロナが蔓延したことにより、人の活動が自粛され、工場も停止、航空機も減便される等、CO2が大幅に削減されているからだそうです。

 

今回の新型コロナウイルス、批判覚悟で書くならば、「神の仕業」ではないかと感じています。不老不死という人間の欲求が医療を発達させて寿命も延びました。今回のコロナで死亡されている方の多くは高齢者と報道されています。逆に若者は無症状や軽症が多いのは、自然の摂理に合っています。

 

人間の欲求である便利さ、快適さを追求した中で、自然環境も破壊してきました。人の経済活動が止まることで、地球の環境は良くなっている。各国ともに、利己主義が蔓延している中で、これだけの規模で活動を止めるとしたら、古くはペストや天然痘、スペイン風邪、最近ではサーズなど、目に見えないウイルスしかないのではと思ってしまいます。

 

世界各国、自由に行き来できるようになった今、こうしたウイルスは予想以上に早く、広い地域に広まることになりました。

 

前回の記事で、コロナ後の新世界を書きました。人の欲求は益々強いものとなるでしょう。その中で考えるべきことは、利己主義ではなく、利他主義を追求していかないと、人の欲求で、悪者探しから戦争といった歴史は繰り返されると思います。

 

偉そうなことを書いていますが、私自身、お金の欲求から、原油関連株を購入した手前、説得力はありません。ただ、利他の精神は持ち続けたいと常に思っています。

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