高齢者運転による交通事故など、最近暗い報道が続いていましたが、日本に生まれて良かったと思える報道を久しぶりに見ました。
沖縄の高校生が、親戚の葬儀に参列するための航空券代が入った財布をなくし、途方に暮れていた際、見ず知らずの方が声をかけてくれ6万円を貸してくれました。その際、名前を聞くことを忘れてしまい、御礼がしたいということで、名乗り出て欲しいと地元の新聞社に協力をお願いし、埼玉県の医師と再会することができました。
その場で6万円を返し、御礼の品として自作の文鎮をプレゼント、貸した方の医師も財布をプレゼントするという心温まる出来事を知ることができました。
紛失した財布も善意ある人が届けてくれており、現金も無事だったようです。
オレオレ詐欺で高齢者をだます、高齢者運転による事故で未来ある若い命が奪われる、このような事件、事故が当たりまえのように起こるようになった日本ですが、今回の出来事は日本だからこそ起こりえた善意だと思いたいです。
お金を貸した医師も周りの方々から騙されたんだよと言われていたそうです。多くの人がそのように思ってしまうのも、詐欺が横行している時代ですから仕方ないのかもわかりません。
街を歩いていても、貼ってあるポスターはネガティブなものばかりです。昔はコマーシャルで「一日一善」といったフレーズもあり、私含め、当時の子供達は口ずさんでいました。今回の報道を見て、古き良き日本を思い出した方々も多かったのではないでしょうか。
少なくとも私自身は、講師という立場で善意、ポジティブを広げていきたいと改めて思いました。