研修講師ネタ帳を読まれている皆さんは何かしらの目標を立てて行動されていると思います。
研修の場で受講生の方から、モチベーションを維持するのが難しい、継続するのが難しいという質問をよく受けます。
この質問に対して、いつも逆質問をします。例えば明日までに必ず仕上げなければいけない仕事や宿題があった場合、あなたはどうしますか?
ほとんどの方が出来るまで残業してやる、徹夜してでもやるといった答えが返ってきます。
これが1か月後に仕上げる仕事や宿題だった場合はどうでしょうか?
今日は体が疲れているし休みたい、まだ時間があるし・・・。ほとんどの方が早く寝ると答えます。
仕事や宿題を目標に置き換えると、わかりやすいのですが、目標達成までの時間を短く設定した方が、自分の感情(やりたくない、しんどい)に左右されることは少ないです。
達成するまでの時間が長い程、感情に左右されやすくなります。感情は、誰もが知る有名アスリートであっても、人間である以上持っています。
プロのアスリートは、高いお金を払ってでもコーチやメンタルトレーナーを専属でつけているのは、こういった理由があるからではないでしょうか。
もし、目標達成が少し先であれば、そのためにすべきことを短い期間でタスク管理する等、工夫することで継続することができます。
何か行動する時に、それを止めるのは自身の感情であることがほとんどです。それでも目標達成のために続けるのは、達成しなければいけない自分自信の使命(ミッション)があるからではないでしょうか。
先日、ブログで紹介した池江選手は自身の感情ではなく、急な病で一旦停止せざるを得ない状況になりました。18歳の女子高生が同じ境遇に立たされたとき、池江選手と同じコメントが出せるでしょうか。神様は乗り越えられない試練は与えないというコメントを出し、日本の水泳チームを応援する立場で頑張るとまで、書かれていました。
自分自身の揺るがぬミッションを持つ人だからこそ、何が起こってもブレない、戦ってやろうという気持ちが湧いてくるのだと思います。
もし、モチベーションが維持できない、続けられないという状況が続いているのであれば、そもそもその行動は本当にすべきことなのか、目標の部分から再考が必要なのかもわかりません。
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[…] 「目標とモチベーション」については、過去に紹介していますので、是非一読してみてください。 […]