自分史とキャリアデザイン

目標

「じぶん史上、最高の夏」今年、夏の甲子園大会で選ばれたキャッチフレーズです。このフレーズを見ただけで、10年後、20年後も選手含め、鮮明に思い出せるのではないでしょうか。今回は、私が研修で話をしている、自分史とキャリアデザインについて少し長くなりますが、紹介します。

① 自分史を書くメリットとは?

ずばり、自分自身の棚卸ができることです。研修では社会人になってから、取り組んできた仕事、得られた知識などに注目をし、書いてもらっています。趣味や趣向も合わせて振り返ることで、棚卸することができます。参考までに下記の書籍やツールを紹介しておきます。

自分史の書き方

自分史についてはいろいろな書籍が出版されていますが、立花隆さんの書籍は参考になります。

コクヨ ジブン手帳 LIFE ニ-JCL2

私がなぜジブン手帳を愛用しているか、分冊のLIFEに自分史を記入することができるからです。死ぬまでにやりたいリストも作れます。

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ジブン手帳の弱点を補うために、ノート代わりに使っています。毎日の振り返りができるので、特に若手社員にはお勧めです。

② キャリアデザイン

キャリアノートで会社を辞めても一生困らない人になる

研修でキャリアデザインを紹介する際に、お勧めしている書籍です。棚卸をし、キャリアデザインしていく流れを書き込み方式で、書かれているので、この1冊で研修が組めるくらいの良書です。

私が就職する前に、考えていたことは、将来起業したいということでした。そこで起した行動は、自営業者、中小企業の社長に直接話を聞くこと。

そこで、言われたことは、「営業力がないと厳しい、まずは組織の中で営業力を磨きなさい」ということでした。

20年以上前の話ですので、SNSという発想すらなく、携帯電話、PCもなく、ポケベルを持たされていた時代ですので、何よりも営業力が大事と思われていた時代なので、今の時代を生きる、若手社長に話を聞きに行くと全く違う話をされると思います。

その話を聞いて私がやったことは、片っ端から営業に関連した書籍を読み込み、どの業界に行けば営業力が磨けるかを調べました。営業マンが書いたもの、心理学者が書いたものを読んでいたように思います。

最終的にハウスメーカー、カーディーラーが残り、興味があったハウスメーカーに入社することになります。

私がラッキーだったのは、良い指導者に巡り合えたことでした。3年連続で新入社員が辞めていた店長のもとに配属された時、周りの先輩方は私も辞めるだろうと思っていたかもわかりません。帰る時間はいつも深夜で、今の時代であれば完全にブラック企業です。ただ一つ言えることは、私のベースになっているものは、この店長から叩きこまれた営業力であることは間違いありません。

リーダーシップ研修でよくこの事例を紹介していますが、なぜ私はこの店長のもと辞めずに、最優秀新人賞まで受賞できたのか、3年連続で辞めていった新卒社員と何が違ったのか、明確な目標があったからだと思います。私は「営業力をつけて起業する」という明確な目標がありました。この経験は、管理職となった時にも大変役に立ちましたし、実際研修の場でも役に立っています。

ハウスメーカー時代には、営業力、コミュニケーション能力、建築知識、不動産知識、資格では宅建を取得することができました。



丸5年経過した頃に、外資系損保会社よりスカウトをいただきます。将来独立が目指せる制度があるので、挑戦してみないかと。もちろん起業が目的でしたので、すぐに決意をし、内定をいただきましたが、諸般の事情があり、同じ仕組みを持つ大手日系の損保会社に転職することになりました。同じ、プロとして独立するのであれば、球団はどこでも良いかというくらいの気持ちでした。

独立基準も、前職からの紹介等もあり、2年3ヶ月で早期クリアし、30歳で念願の独立を達成することができました。ここでは、人脈の大切さを痛感すると共に、見ていないようで、仕事ぶりは見られているということを学びました。ほとんど話をしたことがなかった前職の先輩から何件も紹介をいただけた時は、なぜ紹介をくれるのか疑問でしたが、直接聞いてみると、「仕事に対する姿勢と誠実さ」だと教えてくれました。

この気づきはとても大きく、他人からどのように見られているのか、今までほとんど気にすることがなかったので、勉強になりました。

また、独立後はいろいろなことに、チャレンジをしました。

今は絶版になっていますが、保険代理店研修生に贈る独立へのバイブルを出版しました。同じ研修生時代の同僚から、「研修生向けの本もないし、古田さんのノウハウなら売れる」の一言もあり、チャレンジしてみました。本自体は売れませんでしたが、キャリアデザインという観点から考えると、本を出版したことでその後の人生が変わったのも事実です。9社(内、7社は上場企業)渡り歩けたのも、こういったチャレンジの賜物だと思います。

また、大手資格学校にて宅建講師にもチャレンジしました。今まで、人前で話しをすることに慣れていなかった私としては大きなチャレンジでしたが、ここでも人前で話すこと、わかりやすく教えることに適正があったことに気付きます。今では宅建の指導は10年以上、研修講師の仕事も10年以上の経験を積み、当時と比較すると、レベルもかなり上がっていると思います。参考までに、今年講師を務めたアガルートのサンプル講義動画を紹介します。

速習講義 権利関係 #001 古田大悟講師|アガルートアカデミー宅建試験

資格もファイナンシャルプランナー、生損保の代理店資格等を取得し、知識レベルも向上しました。


いざ、目標であった独立を果たし、業務も順調でしたが、休みなく働く環境と、仕事以外とのバランスが取れなくなり、一旦サラリーマンに戻ることになります。この時の気持ちは挫折感よりも、応援してくれた方々に対して申し訳ないという気持ちで一杯でした。この時の反省は、独立後をイメージ出来ていなかったことです。

当時、宅建講師をしていた関係で、不動産知識を持った人材を探していた銀行を紹介いただき、転職をしました。この転職で、初めて私自身の無知を知ることになります。大学も法学部であったことから、経済・金融について全くの素人、しかも年齢は30歳を超えていましたので、周りの同僚や後輩とのレベル差を痛感しました。

ここで起こした行動は、勉強するしかないと思い、当時、社会人入試を実施していた大阪市立大学大学院を受験し、まぐれで合格します。大学院での2年間は今までこんなに勉強したことはないというくらい勉強をしました。出張先にハードカバーの書籍を詰め込み、夜ホテルで勉強していたのも良い思い出です。大学院で共に学んだ人脈は今も仕事をする上で、大変役に立っています。

長くなりましたが、ここまでが大学卒業後10年間の軌跡です。自分史を振り返りながら、今まで培ってきたスキルの棚卸をしてみることで、新たな目標を見つけることもできます。

キャリアデザインとは、目標に向かう過程をデザインしていくことです。目標はずっと同じである必要はなく、転職や配置換えなど、環境が変わることで変化するものでもあります。自分にはスキルが無いと思っていても、自分史を振り返ることで、いろいろと見つけることができますので、是非時間を作って書いてみてください。

最後にもう一度、参考書籍を紹介しておきます。
自分史の書き方
コクヨ ジブン手帳 LIFE ニ-JCL2
能率 NOLTY U 365 手帳 2018年 1月始まり デイリー グラファイト 6527
キャリアノートで会社を辞めても一生困らない人になる

 

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