野村克也氏を偲ぶ

時事

名選手、名監督にあらずと言われますが、数少ない名選手、名監督であった野村克也氏が亡くなりました。

今から40年前、現役時代に西武のユニフォームを着てベンチに座っている野村克也氏を大阪球場の南海VS西武で見た記憶がよみがえってきました。

当時小学1年生だった私は、父親から野村という選手はすごい選手だったんだと聞いたことをかすかに覚えています。私は、「がんばれ!!タブチくん!!」という漫画で知った田淵幸一選手と、南海に入団したばかりのドカベン香川選手を目当てに観戦していたので、当時は全く知らない選手でした。

私が大人に成長していく過程で、野村克也氏は弱小球団であったヤクルトスワローズを常勝軍団にし、他球団では終わったと言われた選手達を再生していきました。

奥様のサッチー(野村沙知代氏)が逮捕され、その後、書籍を出された時の会見は衝撃でした。だから、この人は人を育てることができるんだと、1人の男性として、社会人として、目標になりました。

それは、昨日、今日の報道を見ているとよくわかります。阪神タイガースでは唯一監督として結果が出せませんでしたが、矢野監督、新庄氏、桧山氏がコメントされているように選手として大きく成長する気づきを与えてもらえたことに感謝されています。

これだけ現役、OB、野球以外の人達から偲ぶコメントがたくさん寄せられるということは、それだけたくさんの人に気づきを与え続けた人なんだと、改めて偉大さに感銘を受けました。

たまたまうまくいったことで、勘違いする選手には、わざと失敗させてわからせる。再生工場と言われた所以はまさにこのように、個人個人に目を配り、気付きを与えることができたからではないでしょうか。決して答えではなく、自身で考えさせる、これは、プロ野球の世界だけでなく、一般社会でも全く同じことが言えるのではないでしょうか。

たくさんのことを野村克也氏から学びましたが、一番は夫婦円満の秘訣ではないでしょうか。

「離婚は全く考えていない。世界中に男はたくさんいるけども、野村沙知代と一緒に暮らしていけるのは私だけだと自負している」

前述した会見で、「離婚は考えてないのですか?」の質問に対しての答えです。

家族に迷惑かけず、自身も苦しまず、安らかに亡くなったのは、間違いなく奥様がお迎えにきてくれたんだろうと思います。

 

タイトルとURLをコピーしました