『つながり』と仕事を考える

研修

長生きするためにはどうすればよいか?と聞かれて皆さんは何を想像しますか?

 

暴飲暴食しない、禁煙する等々、体に優しくしてあげるということを想像する方が多いのではないでしょうか。

 

これらを研究した結果が、海外の論文で発表されています。

 

長生きされている方は、「社会とのつながりの種類や量が多い」、次に「社会とのつながりを介し受ける支援が多い」という結果で、たばこやアルコールがこれらに続きます。(出典:Holt – Lunstad J, Smith TB, Layton JB . Social relationships and mortality risk: A meta-analytic review. PLoS Medicine 2010;7(7): e1000316)

 

この結果からも、肉体的な部分よりも、『つながり』という精神的なものが大切であるということがわかります。

 

私が幼少の頃、隣近所のおじさん、おばさん達が声をかけてくれたり、お盆、正月には、遠い親戚までもが集まったり、たくさんのつながりがあったように感じます。

 

では、つながりは減ってきているのかというと、IT技術の発展で、世界中の人とつながれるようになりました。

 

やはり、人間にとって『つながり』は一番欲しているものだと感じたのは、ビジネスの世界でも、知らない間につながりの輪に入り、抜けられなくなっている自分がいることに気付いたからです。

 

代表的なのはアマゾンプライム会員ではないでしょうか?

 

今年、会費が年3900円から4900円に値上げされました。会員としての恩恵を十分に受けていると感じているので解約しようという気持ちは一切起きませんでした。ずっとつながっていたいとさえ思っています。

 

ずっと、赤字だったソニー。ソニーを救ったのも『つながり』がキーワードになっています。プレイステーションというゲーム機(ハード)を販売していますが、ハードを売るだけではそれほどの売上にはなりません。

 

eスポーツに代表されるように、ネットワークを介して全世界のプレーヤーと対戦できる(つながれる)欲求に対して、月会費としてユーザーがお金を払っています。1人当たりの金額は微々たるものですが、世界中のプレーヤーが毎月払うとなると莫大な売上となります。

 

昔と比べて、『つながり』が減ってきたという意見も多々ありますが、確かに親戚縁者、隣近所など、身近なつながりは減ったと思います。しかし、視野を広げてみると、私が幼少の頃には、ドラえもんの世界でしか見れなかったような景色が広がっています。たとえば、「ほんやくコンニャク」はすでに同じようなツールが世に出ています。

 

知らないうちに、つながりの輪に入れられている。今後、ビジネスを考える中で絶対に見落としてはいけないところだと思います。

コメント

  1. […] を使わなくてよいから、孤独がよいという人もいるかと思いますが、人間の進化を考えると、人間に孤独が合っているとは到底思えないです。つながりの欲求は必ずあると考えています。 […]

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