40代、これからの資格取得とブランド(信用力)

資格

最近、弁護士、会計士、税理士の先生方と話をする機会が多くあり、これから士業が生き残る方法について、教えてもらったりしています。

 

以前、研修講師ネタ帳で40代からの資格取得について書いたことがあります。そこでは、もしどうなるかわからない将来のため、資格を取得しようと考えているのであれば、40代のあなたが今まで培ってきたスキルをどうお金に換えるか、これを突き詰める時間に充てた方が良いと書きました。

 

今も同じ気持ちですが、現在取り組んでいる仕事の中で、ヒントを得たことを今回はご紹介したいと思います。

 

研修講師として活躍していらっしゃる皆さんの中には、過去、士業の先生とコラボセミナー等でご一緒されたことも多々あるかと思います。

 

セミナーを開催する時、皆さんが一番考えることは何でしょうか?

 

「集客」ではないでしょうか?

 

たとえば、日経が開催しているセミナーを見ると、講師は有名人や、大学教授、上場企業の社長や幹部、士業が多いことに気付くでしょう。

 

なぜこのような講師に依頼するのか、それは集客しやすいからです。参加される側の気持ちを考えてみましょう。もし、何の実績もない講師の名前が記載されていたとしたら、いくら日経が開催しているからといって、皆さん参加されるでしょうか?

 

セミナー集客には、その講師のブランド(信用力)が大事だと言うことです。

 

40代がこれから資格を目指すということにどちらかと言えば、批判的だった私が、ヒントを得たのは実はこのブランド(信用力)に他ならないのです。

 

このブランド(信用力)は、一日にして成らず、多くの年月を経て積みあがるものです。しかし、国家資格は勉強し合格さえすれば短期間で手にいれることができます。

 

「実務が出来なければ意味ないじゃないか」

 

という反論があるでしょう、まさに私もそう思っていました。

 

次の質問に皆さんはどう答えられますか?

 

「同じ税理士資格を持つAさんと、Bさん、どちらが優秀でしょうか?」

 

明示されているのは、登録番号だけです。

 

全国には7万人以上の税理士が登録されています。誰が優秀なのか、一般の人にはわかりません。食べログのような口コミがあれば別ですが、士業の口コミサイトはありません。(皆無ではありませんが、あっても機能していないサイトでした)

 

40代の皆さんは、20代前半から社会人として信用を積み上げてきたと思います。ただし、そういう方ばかりではありません。そうでない方が、同じ信用を積み上げようとすると、今から20年かかるわけですから、60歳を過ぎてしまいます。

 

40代が資格を目指す理由、ブランド(信用力)をショートカットで作ることができる。これに尽きます。

 

すでにブランド(信用力)のある人が資格を目指すのはお勧めしません。なぜなら、そこに使う時間がもったいないと思うからです。すでにブランドがあれば、そのブランドに磨きをかける、こちらに時間をかけた方が良いでしょう。パーソナルブランディングについても過去、少し紹介していますので、参照してください。

 

多くの中小企業で困っていることは、良い商品、商材、ノウハウがあっても、上場企業のようにブランド構築するための予算がないということです。例えば、投資商品であれば、税理士の先生に税金について、一筆書いてもらいたいといったお話しもいままでたくさん聞いてきました。「税理士」というブランドが欲しいのです。

 

顧問弁護士を会社のホームページに掲載しておくだけで、この会社はしっかりしているという安心感を消費者に与えることができる。これもブランド(信用力)でしょう。

 

もし、今から資格取得を目指したいと考えるのであれば、AIにとってかわられるから、士業はなくなるといった消極的な話を鵜呑みにするのではなく、ここで紹介したような内容を、新たなビジネスチャンスと捉え、資格をどのように活かすかということを考えることで、モチベーションは維持できるのではないでしょうか。

 

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